高山はもう秋(冬?)、山岳気象を学んで秋山を楽しもう!
オンライン山岳気象講座「秋山の天気と気象リスク」を開催しました! – 山岳気象 講座開催報告
今週末は紅葉を求めて北アルプスに出かけようとしています。やまスク北村です
台風が過ぎたらすっかり秋の風。寒さ対策としてウェアの選択に悩んでいます。
「秋山の天気と気象リスク」を開催しました
過去にブログでもご紹介した通り、「山の天気予報」の気象予報士・渡部均様によるオンライン山岳気象講座「秋山の天気と気象リスク」を開催いたしました。
秋山における気象遭難の死亡事故の原因は、「低体温症」が圧倒的に多いとのことで、その低体温症を避けるべく、下記の講義を行いました。
- 天気図の見方の基本
- 山と平地で天気が異なる仕組み
- 秋に出現する気圧配置
- 秋山の気象リスク「低体温症」が発生しやすい気圧配置
低体温症はなぜ怖い?
渡部講師からは、ご友人が低体温症になった体験談も。
ガタガタ震えている状態に始まり、そこからちょっと呂律がまわらなくなったり、足がふらついたりしたとのこと。これは低体温症の初期症状で、この初期症状のうちに手を打つことが大事です。
また、低体温症で大量遭難が起こる理由として、一人が低体温症で歩けなくなってしまった場合、パーティの他の人が介助のために歩みが遅れ、次々と低体温症になるためです。
秋山での低体温症をどう防ぐ?
秋山で気象遭難が発生する際の気圧配置はほぼ確実に決まっています。どういう気圧配置が危険なのか、実際の天気図を見ながらご説明しました。
講座は非常に高い満足度
受講後、参加者の方のアンケート回答では、「満足した/大変満足した」と回答した方のみでした。
以下抜粋です。
- 実際に低体温症になった方の話など、実例を挙げられると、かなり身近に感じられて理解度も増しました。
- リスクマネジメントに主眼を置き、キーワードを「低体温症」ひとつに絞っていたため、頭に残りやすかったです。
- 風の方向、海との位置関係について教えてもらえてよかった。
- 初心者にはよくわかる内容でした。
講座は有料動画配信を開始しています
これから紅葉シーズンですが、やまスクのオンライン山岳気象講座で秋山の気象を学んでから出かけませんか?
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