2024/02/18に開催した、山岳気象を学ぶオンライン講習会の講義動画の有料配信を開始しました。
ぜひ動画で学んで、安全な登山に役立ててください。
初級編「山の天気の基本を学ぼう!」
講師:渡部 均氏
気象遭難は、山と平地で天気が大きく異なるときに発生しやすい傾向があります。
本講座ではシリーズ第1回として、このようなケースを事前にどう予想するか、その基礎知識を押さえつつ、季節を問わずあらゆる場面で最も重要となる地上天気図の使い方を徹底的に解説します。
参考資料:山岳気象大全(猪熊隆之著・山と溪谷社)P45~60あたりまで
講義内容詳細
- 気象遭難の原因 TOP4
- これらから身を守るには
- 平地の天気予報…×
- 天気図を見る…〇
- 今回学ぶこと
- 山の天気のキホン=なぜ雲が発生するのか、なぜ山と平地で天気が異なることがあるのかを学ぼう
- 山における気象遭難を防ぐ上で、強力な武器となる「地上天気図」の見方を覚えよう
- Part1. 雲の発生する仕組みと天気図の見方
- 天気が崩れるのは雲ができるから
- 気象リスクが高まるのは、雲が“やる気”を出すとき
- 雲はどうしてできるの?
- 地上天気図から風を読む時に重要なこと
- 風向き・強さを天気図から調べる
- Part2. 低体温症の事故を防ぐには
- どういう気象条件で低体温症が進行するか?
- 低体温症による死亡事故から学ぼう
- 低体温症を防ぐためには
- 登山前・登山中・引き返しポイント
- 疑似好天を観天望気から予想
お申し込み
中級編「専門・高層天気図と衛星画像の見方」
講師:渡部 均氏
天気予報でよく聞く「上空の寒気」「上層の気圧の尾根・谷」など、天気は上空の気象状況に大きく影響を受け、これを把握するために高層天気図が有効となります。
中級編では、専門・高層天気図の基本的な見方を学んでいきます。
(※今後開催予定の春夏秋冬それぞれの気象講座の中級編では、必要に応じて専門・高層天気図の使い方を学ぶことになります。これに先立ち本講座を受講することで、その土台となる知識を学ぶことができます)
また、衛星画像の見方についても併せて解説していきます。
参考資料:山岳気象大全(猪熊隆之著・山と溪谷社)P89~127
講義内容詳細
- 高層天気図とは:→上空の気象状況を観測データなどにより表現した天気図のこと。高度によって種類がある。
- ヤマテンで見られる専門・高層天気図
- 地上天気図・降水予想
- 850、700、500hPa各高度の気温・風予想
- 500hPa渦度・高度
- 850hPa相当温位・風予想図
- 天気ガイダンス・雷ガイダンス
- なぜ高層天気図を見る必要があるの?
- 専門・高層天気図の主な活用方法
- 降水量のおおよその目安
- 雨、雪判断の方法
- 積乱雲(落雷や短時間強雨をもたらす雲)が発達するのは、大気が不安定なとき
- 高層天気図を使って落雷や短時間強雨のリスクを予想
- 2021年7月21日東日本各地で雷雨多発の事例
- 500hPa高度予想図から読み取ること
- 上層の谷と地上の低気圧との関係
- 上層の寒気と温帯低気圧の発達
- 500hPa寒気の目安
- 850hPa相当温位・風予想図から読み取れること
- 2021年7月9日の大雨の事例
- 2022年9月24日の大雨の事例
- 専門・高層天気図を見る時のポイント
- 衛星画像の見方
お申し込み
初級編・中級編セット
初級編と中級編がセットで、個別にお申し込みいただくよりもお得となります。
お申し込み
諸注意
講義動画、および、講義資料について
- 講義動画の著作権は株式会社ヤマテン、および、やまスクを運営する株式会社NGCSに帰属します。
- 講義資料の著作権は株式会社ヤマテンに帰属します。
- 講義動画および講義資料は、閲覧料をお支払になった方にのみご提供いたします。閲覧は閲覧料をお支払いになった方ご本人限定とし、公開、複製、転売、他の方への配布は固くお断りいたします。また、講義動画のダウンロードにつきましても固くお断りいたします。
- 講義資料ダウンロードURL、および、講義動画は閲覧期限を1か月としています。1か月経過後、アクセスできなくなります。
*一度ダウンロードしていただいた講義資料PDF自体には閲覧期限はございません。永続的にご覧いただけます。