「山の天気の基礎」を学ぶオンライン講習会 の講義動画の有料配信を開始しました。
ぜひ動画で学んで、安全な登山に役立ててください。
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初級編「山の天気の基礎を学ぼう!」
講師:渡部 均氏
気象遭難は、山と平地で天気が大きく異なるとき、天気が急速に悪化するときに発生しやすい傾向があります。
このようなケースを事前に予想するには地上天気図を使うのが一番。
本講座ではシリーズ第1回として、山の天気や地上天気図の見方など、季節を問わず使える重要な基礎知識を丁寧に解説していきます。
講義内容詳細
- 気象遭難 TOP4
- これらから身を守るには
- 今回学ぶこと
- ●山の天気のキホン=なぜ雲が発生するのか、なぜ山と平地で天気が異なることがあるのかを学ぼう
- ●山における気象遭難を防ぐ上で、強力な武器となる「地上天気図」の見方を覚えよう
- PartⅠ.雲の発生する仕組みと天気図の見方
- 天気が崩れるのは雲ができるから
- 気象リスクが高まるのは、雲が“やる気”を出すとき
- 雲の発生する仕組みと天気図の見方
- 山で雲が発生しやすいメカニズム
- 目的の山と風向きと◯◯の位置関係が重要
- 地上天気図から風を読む時に重要なこと
- 風向きと風の強さ
- 風速を天気図から調べる
- 風向きを天気図から調べる
- PartⅡ.低体温症の事故を防ぐには
- 低体温症とは
- どういう気象条件で低体温症が進行するか?
- 3条件が重なるときに、低体温症が進行しやすい。
- 低体温症による死亡事故から学ぼう
- 3条件が揃いやすい気圧配置
- →過去の事故も、このようなときに多く発生している。
- 低体温症を防ぐためには
- 登山前
- 登山中
- 引き返しポイントとは、引き返しポイントを設定する場所
- 疑似好天を観天望気から予想
お申し込み
中級編「専門・高層天気図と衛星画像の見方」
講師:渡部 均氏
天気予報で「上空の寒気」「上層の気圧の尾根・谷」などといった言葉を聞いたことはありませんか?
天気は上空の気象状況に大きく影響を受けるため、これを把握するために高層天気図が有効となります。
中級編では、専門・高層天気図の基本的な見方を学んでいきます。
(※今後開催予定の春夏秋冬それぞれの気象講座の中級編では、必要に応じて専門・高層天気図の使い方を学ぶことになります。これに先立ち本講座を受講することで、その土台となる知識を学ぶことができます)
また、衛星画像の見方についても併せて解説していきます。
講義内容詳細
- 高層天気図とは:上空の気象状況を観測データなどにより表現した天気図のこと。高度によって種類がある。
- ヤマテンで見られる専門・高層天気図
- ●地上天気図・降水予想
- ●850、700、500hPa各高度の気温・風予想
- ●500hPa渦度・高度
- ●850hPa相当温位・風予想図
- ●天気ガイダンス・雷ガイダンス
- なぜ高層天気図を見る必要があるの?
- 1つの高度だけで、天気が決まることはない
- →地上天気図だけではわからない、天気を左右する要因を見つけることができる
- 専門・高層天気図の主な活用方法
- 地上天気図・降水予想の注意点
- 気温・風予想図(850,700,500hPa)
- 雨、雪判断の方法(850hPa)
- 雨、雪判断の方法(700hPa)
- 標高に応じて気温を計算しよう!
- 積乱雲(落雷や短時間強雨をもたらす雲)が発達するのは、大気が不安定なとき
- 落雷や短時間強雨のリスクを予想
- 2021年7月21日 東日本各地で雷雨多発
- 高層天気図で気温差を確認してみよう
- 500hPa渦度・高度予想図
- 上層の谷と地上の低気圧との関係
- 500hPa寒気の目安
- 梅雨明けは太平洋高気圧の勢力を見る
- 850hPa相当温位・風予想図
- 2021年7月9日の大雨の例
- 2022年9月24日の大雨の例
- 前線や、前線位相の位置を特定してみましょう
- 雷ガイダンス
- 専門・高層天気図を見る時のポイント
- 立体的にイメージすることを意識してみよう(1つの高度だけで、天気が決まることはない)
- 衛星画像の見方
- ●衛星画像を使う目的は色々。
- 今回の講習では、赤外・可視画像を使い積乱雲を見分けることを学習
お申し込み
初級編・中級編セット
初級編と中級編がセットで、個別にお申し込みいただくよりもお得となります。
諸注意
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