名古屋を拠点に、愛知県・東海地方を対象としたファミリー登山・親子登山・ハイキングに向いた山を紹介します
オススメの山の1つ目は、名古屋市の最高峰「東谷山(とうごくさん)」。標高は198.4mです。
登山口には東谷山フルーツパーク、山頂には尾張戸神社(おわりべじんじゃ)の展望台があり、山中には古墳もあるという、低いながらも楽しめる要素がたくさんあります。
東谷山の交通アクセス: 東谷山フルーツパークをナビに設定
最もアクセスしやすいのは東谷山フルーツパークの駐車場からでしょう。
東谷山フルーツパークから東谷山へのルートは、下記のヤマレコの記録をご覧ください。
ファミリー登山オススメポイント、その1: 歩く距離が短い!
東谷山フルーツパークの駐車場を利用するとすると、山頂までは水平距離でおよそ1km、標高差は120mほど。保育園の年少さんの足で1時間ほどで往復できます(*休憩時間除く)。
この程度の所要時間であればちょっと時間が空いたときにふらっとお出かけしやすいですね。お子さんが疲れても励ませばなんとかなる距離。
注意点としては、低山で整備されており道迷いの心配も少ないですが、東谷山フルーツパークからのアプローチでは一旦登った後に大きく下り、また登り返す形になります。ここは少し体力を使うところです。また、階段のステップが高いので小さなお子さんにはバランスを崩しやすいかもしれません。手を繋いで歩いてあげれば問題ないでしょう(下りは勢いがつき大きな転倒になりかねないため、積極的に手を繋いであげてください)。ステップの高さも、お子さんはアスレチックとして楽しんでくれると思いますよ!
靴も登山靴ではなく、スニーカーなどの歩きやすい靴でOK。行程も短いため、雨具がなくとも大きな問題にはならないでしょう(登り始める前に、雨雲レーダーをチェックしてくださいね)。

駐車場を利用するなら、下山後はぜひ東谷山フルーツパークへ立ち寄ってくださいね!熱帯果樹温室の見学、フルーツジュースとお土産選びが楽しめる売店もあります。
ファミリー登山オススメポイント、その2: 意外と展望が良い!
「標高が200mにも満たないとなると眺めが良くないんじゃない?」
そう思われるかもしれませんが、山頂の尾張戸神社には立派な展望台があり、西方面の庄内川から春日井方面を眺めることができます。

東方面にも開けており、そちらは瀬戸市、猿投山を眺めることができます。

山頂にはベンチ・テーブルがあり、お弁当を持ってきて家族で食べるのも楽しいですよ。フルーツパークでフルーツを買ってきて、ここで食べるのも良いですね。ゴミはもちろんお持ち帰りで!
ファミリー登山オススメポイント、その3: 古墳を通じて歴史を学べる!
東谷山には3つの古墳があり、なかでも中社古墳(なかやしろこふん)は前方後円墳であり、4世紀ごろのものと見られています。中社古墳で発見された円筒埴輪は東海地方で最古級。復元された埴輪の展示もあります。
1000年以上前の名古屋人(?)も高いところには特別の思い入れがあったのでしょう。古墳を作った人の気持ちを想像するのも楽しいですよ。
古墳に興味が湧いた方は、「体感!しだみ古墳群ミュージアム」(SHIDAMU)にぜひどうぞ!
初めてのファミリー登山や足慣らしに、東谷山はオススメ!
短い距離ながら、古墳、眺望、そして下山後はフルーツパークでフルーツも楽しめる東谷山。小さなお子さんでも簡単に楽しめる良い山です。
簡単に楽しめると言っても自然の中。ヘビや虫(ハチ、アブなど)はいますので、長袖長ズボンをおすすめします。
一人につき500mlの飲み物と、ちょっとしたお菓子があれば十分余裕を持って往復できるでしょう。
それでは、東谷山で、良いファミリー登山を!